映画『ミックスモダン』試写会
昨日は懇意にさせていただいている、合同会社あんずシュワワ代表の大石れいかさんにお誘いいただき、プロモーションを担当されている映画『ミックスモダン』の試写会に参加しておりました。
博之(53)は、妻の園子(42)とお好み焼き屋を営み、元受刑者や少年院出身者を雇いながら社会復帰の手助けをしているが、1年前の元従業員による事件以来、SNSでの誹謗中傷に悩まされている。少年院の面接で「人生をやり直したい!」と訴えかける勇人(18)を新入社員として採用する。仕事を覚え始めた勇人は、はじめての給料で父親にプレゼントを渡そうと家に戻るが、家族は引っ越していた。勇人はかつての窃盗仲間と連絡を取り、クラブで羽目をはずしてしまう。ショーで踊るユキハ(17)に心を奪われる勇人。
彼女もまた少年院を出たばかりである。
勇人はユキハに夢中になっていくうち、次第に気がゆるみ店で孤立していく…。
監督脚本の藤原稔三さんが演じる木内博之。彼は少年院出身者の社会復帰を手伝うといっても決して聖人君子ではなく、自分のやっていることに悩み、苦しむ。
そして少年院を出たばかりの主人公勇人。改心して生まれ変わりたい、と言いながらも周囲の無理解、そして悪い仲間との再会で、再び道を踏み外しそうになる。
ふたりとも劇中で自身の心中をはっきりと言葉にはしない。
ぽつりぽつりと語られる言葉。
言葉にしなければ相手に理解されない。
けど、大切な想い、うちにある深い部分ほど言葉にできない。
そんなところがあの言葉数の少なさに表れている気がして、饒舌に語るよりもより刺さりました。
そして最後のシーン。
いろいろあったけれど、しっかり更正してめでたし、めでたし…………でハッピーエンドなんて終り方ではなく、これからもふたりとも悩み、苦しみ、もしかしたら道を踏み外してしまうかもしれない、という不安を残しつつも最後の笑顔(どういうシーンなのかはそれこそ、ネタバレではないですが、実際に観ていただき、感じ、思いを巡らすのが一番なのです)は救いだったのではないかと思います。
2026年2月7日(土) からポレポレ東中野で上映される、ということですので是非。
大作のような華々しさはないですが、見終わったあとしみじみ良い映画だな、と思えるはずです。
今回ご招待いただいたものの、やはり良作はしっかり自腹で観たいので、自分ももう1回観に行くつもりです。
…………ち、ちょっと終盤うるっとしたけど、な、泣いてなんかいないんだからねっ!
